橋脚傾斜モニタリングシステム

概要
鉄道橋の橋脚は、軌道を支える独立基礎構造物として非常に重要です。特に、在来線では橋脚などの建設年度の古いものが多く、河川水流による基礎の洗掘によって傾斜変状を起こし、軌道狂いの原因となることがあります。
本装置は橋脚、橋台などの基礎構造物の傾斜角度を常時モニタ、記録し、異常が発生した場合は警報を発生する監視システムです。
特長
●精密2軸傾斜センサと、分散型AD変換・伝送器を使ったデジタル計測方式
最大傾斜角度は±0.5度、分解能は0.004度以上
●単一ケーブルでセンサBox間および制御盤を直列接続するので設置工事が容易
センサBoxは最大16台まで接続可能
●産業用PLC使用により高信頼性とローコストを実現
●内蔵データロガーとメモリカードによる全測定値の自動記録
●各種設定