強風時列車挙動測定システム

強風時列車挙動測定システム

概要

軌道区域内の風力と車輪荷重をリアルタイムモニタ
自然現象により新幹線および在来線の運転規制が行われるケースで最も頻度が高いのは、強風によるものです。強風地域を走る新幹線では、この運転規制により年間多くの輸送障害が発生し、社会的・経済的に多大な損失を招いています。一方、風洞による試験結果では防音壁による防風効果が大きく、この区間での現在の規制風速には、まだかなりの余裕があることが示されました。高速列車の走行安全性を確保しながら、規制を最小限とした輸送を行うためには局地的な風の動向と、列車状態を定量的に把握することが必要です。本システムは風の実態を軌道区域内で測定すると共に、左右の車輪荷重(輪重)をリアルタイムでモニタし、強風時の走行安全性に関する評価を行う監視装置です。

デジタルブック