DAS-200A
データ解析ソフトウェア

概要
データ解析ソフトウェアDAS-200Aは、集録データの再生・解析処理ソフトウェアです。DCS-100Aで集録した共和標準データファイル(KS1、KS2、KS3)のグラフ表示、数値表示および各種解析が行えます。
特長
●ひとつのデータファイルに対して、波形グラフ・FFT解析グラフ・統計演算・ヘッダ情報・数値一覧・表示条件の各画面を表示可能
●集録データファイルの切り出しおよびCSV形式ファイルへの変換が可能
●統計処理
●四則演算
●FFT解析
●頻度解析
●フィルタ処理
●微分積分処理
●グラフ表示、解析条件ファイルの読み込み/保存
●集録した動画再生機能
●プリンタ出力
●最大16個のデータファイルをグラフ表示可能
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DAS-200A
データ解析ソフトウェア

仕様
動作環境
OS | Windows ®8.1, Windows ®10,Windows® 11 日本語/英語,32/64ビット対応 64ビットOSの場合,WOW64 (Windows 32-bit On Windows 64-bit) 環境で動作。 |
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CPU | Intel Core i5 2GHz相当以上 |
メモリ | OSが32ビットの場合,2GB以上 OSが64ビットの場合,4GB以上 |
ディスプレイ | 解像度 1024 × 768以上 |
データ再生
グラフ表示 | 4パターンの表示条件が設定可能 1,2,4グラフのいずれかで表示 |
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Y-Timeグラフ | 1グラフに最大16チャネル Y軸でオートスケール表示可能 |
X-Yグラフ | 1グラフ固定 X軸,Y軸共に任意4チャネル表示可能 X軸,Y軸共にオートスケール表示可能 |
全データ表示 | 4チャネル単位で全データを表示可能 |
数値データ表示 | 任意16チャネルの数値データを一覧表示 |
カーソル表示 | カーソル位置の数値表示 2本のカーソル間の拡大表示可能 2本のカーソル間の最大値・最小値表示可能 |
スクロール | Y-TimeグラフでX軸をスクロール可能 |
データファイル編集 | データファイルの任意データ範囲と任意チャネルの切り出し。ファイル変換可能 データファイルのタイトル・コメント・チャネル条件の表示・編集可能 |
MAX/MINデータ表示 | 各チャネルの極大値・極小値を表示可能(最大5個) 極大値・極小値を中心とした前後400データをグラフ表示可能 |
KS2ファイル | ブロック番号対応(1ブロック表示,全ブロック表示) 音声データ一覧と音声データ再生可能 |
再生操作 | 再生,逆再生,連続再生,コマ送り,逆コマ送り,再生開始位置・再生終了位置へ移動,再生開始位置・再生終了位置の設定,再生速度(0.1~20倍速) 測定データと動画,GPSデータの同時再生可能 |
AVIファイル | 再生フレームレート設定,再生開始フレーム番号(時間)設定 |
GPSデータファイル | 緯度,経度データを軌跡表示可能 |
デュアルサンプリングデータ | デュアルサンプリングで集録したKS2ファイル ( 高速サンプリングデータファイル,低速サンプリングデータファイル)を同時再生可能 |
スタティック計測ファイル | スタティック計測で集録したCSV形式ファイルを再生可能 |
ECANファイル | ECAN-40A/EGPC-40AのCAN データを再生可能 KS2 ファイルとの同時再生,CSV 形式ファイルへのファイル変換 |
CTRS-CANファイル | CTRS-100AのCANデータを再生可能 KS3 ファイルとの同時再生,CSV形式ファイルへのファイル変換 |
解析
統計演算 | 任意データ範囲の最大値,最小値,平均値,標準偏差を一覧表示 統計演算結果をCSV形式ファイルに保存可能 |
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四則演算 | 最大2個のデータファイル内のチャネルで演算を行い,演算結果を新規データファイルに保存可能 演算式(200桁以内)を最大320式設定可能 |
入力可能な演算子・定数 | 加算:+, 減算:-,乗算:*,除算:/,べき乗:^,円周率:PI,括弧:() |
入力可能な演算関数 | SQR 平方根関数 ABS 絶対値関数 SIN SIN 関数(正弦 角度:ラジアン単位) COS COS 関数(余弦 角度:ラジアン単位) TAN TAN 関数(正接 角度:ラジアン単位) ASIN ASIN 関数(逆正弦 角度:ラジアン単位) ACOS ACOS関数(逆余弦 角度:ラジアン単位) ATAN ATAN 関数(逆正接 角度:ラジアン単位) DSIN DSIN関数(逆正弦 角度:度単位) DCOS DCOS関数(逆余弦 角度:度単位) DTAN DTAN関数(逆正接 角度:度単位) LOG LOG関数(常用対数) LN LN関数(自然対数) EXP EXP関数(指数) HMX 最大主ひずみ関数 HMN 最小主ひずみ関数 HSM 最大せん断ひずみ関数 SMX 最大主応力関数 SMN 最小主応力関数 SSM 最大せん断応力関数 DEG 主ひずみの方向関数 |
FFT解析 | 解析種類:リニアスペクトラム,パワースペクトラム,クロススペクトラム,自己相関,相互相関,コヒーレンス,伝達関数 解析データ数:256,512,1024,2048,4096,8192,6384,32768 窓関数:OFF,ハミング,ハニング,フェイエル,ブラックマン,ガウシアン フィルタ:1,2,5,10,20,50,100,200,500,1000,2000Hz,FLAT 積分回数:0(無), 1~2 平均回数:0~(0:波形全体) シフトデータ数:2以上 解析結果グラフ表示: 解析の種類 解析グラフ1 解析グラフ2 リニアスペクトラム 振幅(リニア), 振幅(対数) 位相 パワースペクトラム 振幅(リニア),振幅(対数) - クロススペクトラム 振幅(リニア), 振幅(対数) 位相 自己相関 相関 - 相互相関 相関 - コヒーレンス コヒーレンス - 伝達関数 振幅(リニア),振幅(対数) 位相 解析結果の保存は,CSV形式ファイル |
頻度解析 | 種類: 極大値/極小値法 最大値/最小値法 1次元レインフロー法 振幅法 1次元時間率法 1次元レインフロー法 + 極大値/極小値法 1次元レインフロー法 + 最大値/最小値法 2次元レインフロー法 スライス数: 1次元型:10(±5)~256(±128)の偶数個 2次元型:10~50の偶数個 その他:スライス幅,ヒステリシス,オフセットの設定 解析結果グラフ表示:作表表示,作図表示(2次元レインフロー法時は3次元表示) |
寿命予測処理 | 1次元レインフロー法,2次元レインフロー法, 振幅法で得られた頻度解析結果から寿命予測を行い,その結果を表示,ファイルに保存可能 (S-Nデータファイルの読み込みが可能) |
フィルタ処理 | デジタルフィルタ:IIRフィルタ 特性:4次のバタワース(カットオフ:-6dB,位相遅れ無) ハイパス・ローパスフィルタ:FLAT~500kHz(サンプリング周波数の1/2まで設定可能) ミラーリング処理 解析結果は追加形式で保存可能 |
微分・積分 | 微分・積分回数: 0:無,1~2 解析結果は追加形式で保存可能 |
その他
複数データファイルの一括変換 | CSV形式ファイル,Excel 形式ファイル(XLS,XLSX),RPCIII形式ファイル |
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データファイル結合 | 同期運転(マスタ・スレーブ)で集録した複数データファイルを1ファイルに結合 |
ファイル逆変換 | CSV形式ファイルに変換したファイルを KS2 ファイルに変換 |
ファイル分割 | 複数ブロックのデータファイルを指定ブロック番号のデータだけ1ファイルに切り出し |
一括解析処理 | 複数データファイルを同一条件で一括して解析処理(頻度解析,フィルタ処理,微分積分処理)可能 |
複数ファイルの重ね書き表示 | 最大 16 個のデータファイルを時系列データとして重ね書き表示可能 データファイルごとに表示スタート位置を任意設定可能 |
複数KS2ファイルの CSV形式ファイル変換 | インタバル測定等で集録された複数の KS2ファイルを,1つの CSV 形式ファイルに変換可能。 |
KS3ファイルのKS2 ファイル変換 | 複数 KS3 ファイルを一括で KS2 ファイルに変換 |
読み込み可能データファイル
ファイル形式 | 共和標準形式データファイル : KS1,KS2,KS3 高速サンプリングデータファイル : KS2 低速サンプリングデータファイル : KS2 FFT解析結果ファイル : CSV 頻度解析結果ファイル : HIS AVIファイル : AVI GPSデータファイル : NMEA スタティック計測ファイル : CSV ECANファイル : E4A CTRS-CAN ファイル : KC3 |
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備考
主な対応計測器は、CTRS-100シリーズ、EDX-10シリーズ、EDX-100A、EDX-200A、EDX-5000A、PCD-400/430A、UCAM-550AおよびNTB-500Cです。
※KS3ファイルをKS2ファイルに変換することも可能(CTRS-100シリーズのSDカードに集録されたデータはKS3ファイルとなります。)