各種計測システム
お客様からよくいただくご質問と回答をご紹介しております。
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Q1橋梁の強度や安全性確認のためにモニタリング行っていきたいと考えています。 長期的に安定した計測を行っていきたいのですが、何か良い提案をいただけますでしょうか。
A1
光ファイバ測定器を用いた計測システムをご提案できます。 波長校正機能搭載のため長期的に安定した計測が可能で、ノイズや雷サージの影響も受けません。 また、1台の測定器で最大160点(64点推奨)までのセンサを使用することが出来ますので、計測規模や予算に応じて、システムを構築することができます。
Q2ひずみゲージ式変換器(センサ)と測定器を組合せて使用する場合の感度校正の種類と特徴について教えてください。
A2
基本的に下記の4種類があり,実負荷校正が最も精度の高い校正ができる方法です。
- 感度登録校正
- 校正係数を登録
- 定格出力・定格容量を登録
- TEDS感度登録校正
- CAL(校正器)校正
- 実負荷校正
- ひずみ発生器による校正
1. 感度登録校正
- センサの検査成績書に記載されている,定格出力,定格容量,校正係数を測定器(コンディショナなど)に登録する方法です。
- TEDS感度登録校正は,センサ内部のTEDS素子に検査成績書と同等なデータが記録されており,これを測定器へ読み込むことで登録します。
AD変換器やCPUを内蔵するデジタル型の測定器に用いられる方法で最も簡便です。
2. CAL(校正器)校正
- 測定器に内蔵されているCAL(校正器)により,センサの定格出力相当を入力し校正する方法です。
CALを内蔵しているアナログ型の測定器の場合に用いられる方法です。
3. 実負荷校正
- センサと測定器を接続した状態で,センサに既知の負荷を実際に加えて校正する方法です。
ロードセルを力・質量で校正する場合は「校正された分銅」を用いて校正します。
最も,精度の高い校正が可能です。
4. ひずみ発生器による校正
- センサの代わりに、ひずみ発生器(標準ひずみ発生器)と測定器を接続しセンサの定格出力相当の「ひずみ」を入力して校正する方法です。
校正する場合、以下の影響を考慮する必要があります。
ケーブルの影響
- センサと測定器間の距離が長い場合に、中継ケーブルなどで延長する場合があります。
この場合は、ケーブル自体の抵抗値が測定に影響を与えます。
「感度登録校正」や「CAL校正」では、この影響を低減するためにセンサの入力 抵抗値とケーブル抵抗値により計算し、補正する必要があります。 - 「実負荷校正」や「ひずみ発生器による校正」では、中継ケーブルと測定器の感度(またはCAL)精度も含めた校正を行うため、ケーブル抵抗の補正や測定器 の感度精度への影響を受けません。
並列接続の影響
- センサを複数台並列に接続して用いる場合があります。
この場合は、並列接続されたセンサは、合成された1台のセンサとみなすことが できますが、合成されたセンサの抵抗値が並列台数分の1に低下します。
このため、出力信号は上記のケーブル抵抗値の影響で並列台数の数に倍増し、精度が低下します。 - 並列接続されたセンサの合成された定格出力は、並列台数の平均値として計算しますが、実際には個々のセンサの定格出力のばらつきにより、誤差が生じます。
「実負荷校正」ではこの誤差も含めた校正を行うために、精度の良い校正ができます。
Q3実操舵角を計測できる製品はありますか?
A3
操舵力角計SFA-Eは操舵のトルクのほかに、操舵角度と角速度(角度の変化率)を測定できます。