同一センサ(変換器)で物理量と温度が測れる測温機能付土木センサ(変換器)(Tシリーズ)

ひずみゲージ式土木センサ(変換器)は、カールソン型センサ(変換器)のように同一センサ(変換器)でひずみ、応力、変位などとともに温度測定ができないため、コンクリート構造物に埋設するときには温度計を併設する必要があります。
この点を解決したのが、ひずみゲージ式土木センサ(変換器)に温度が測定できる機能を付加した測温機能付土木センサ(変換器)です。
弊社の土木センサ(変換器)のうち、ひずみ計、鉄筋計、応力計、継目計、水位計などが対応しています。(共和技報No.308)
本器は、一般のひずみゲージ式土木センサ(変換器)の出力側に測温抵抗素子(白金抵抗体)を組み込んだものです。

Tシリーズのブリッジ回路
Tシリーズのブリッジ回路

測定時、物理量と温度を別々に測定できます。

物理量測定のとき、ブリッジ回路の出力側に組み込まれている測温抵抗素子は、測定器の入力側から見ると、電気的に無視されますので、一般の物理量測定と同様に測定できます。温度の測定回路は、物理量測定と別の回路により測温抵抗素子の抵抗変化量を測定し、温度を測定しています。測温機能付土木センサ(変換器)は、一般に延長ケーブル抵抗の影響を受けない定電流式ブリッジ電源を搭載した測定器に接続して測定をします。