引張および圧縮応力の測定

1ゲージ法の場合

下図のように一方向から均一な荷重を受けている柱の表面に、荷重方向に軸を合わせてひずみゲージを1枚接着した場合の応力σは次式で表わされます。

応力(σ)=ε0・Ε

σ:応力
Ε:縦弾性係数(ヤング率)(「工業材料の機械的性質」参照)
ε0:指示ひずみ

また

応力(σ)=W/A

W:材料に加えた荷重
A:材料の断面積

から求めることができます。

引張および圧縮応力の測定(1ゲージ法)

荷重方向と直角方向にひずみゲージを接着した場合(2ゲージ法)

図のように荷重方向と直角にもう1枚ひずみゲージを接着して、ブリッジの隣辺どうしに接続した場合、ポアソン比をνとすれば、柱の表面応力σは次式で表わされます。

引張および圧縮応力の測定(2ゲージ法)

また曲げひずみ消去の目的で柱の対向面にもう1組の2枚のひずみゲージを接着して4ゲージ法とした場合には表面応力σは次式のようになります。