センサ(変換器)のケーブル延長による感度低下
ひずみゲージ式センサ(変換器)とシグナルコンディショナ、センサ(変換器)用デジタル表示器、ひずみ測定器などとを接続して使用する測定で、ケーブルを延長する場合、延長するケーブルのもつ抵抗値により生じる感度低下は無視できなくなります。これは、ケーブル抵抗値によりセンサ(変換器)に加わる電圧(印加電圧)が低下するためです。
感度低下する定格出力は
より求められます。
弊社延長ケーブル(N-82~85、100)を使用する場合の感度低下
型式名 | ケーブル長 (L) |
感度低下率 (約) |
参 考 | |
---|---|---|---|---|
r×L (Ω) (約) |
R/(R+(r×L)) | |||
N-82 | 10m | 0.2% | 0.8 | 0.998 |
N-83 | 20m | 0.5% | 1.6 | 0.995 |
N-84 | 30m | 0.7% | 2.4 | 0.993 |
N-85 | 50m | 1.1% | 4 | 0.989 |
N-100 | 100m | 2.2% | 8 | 0.978 |
ブリッジ抵抗 R=350Ω 延長ケーブル0.5mm²、4心クロロプレンキャプタイヤ
ケーブル1mあたりの往復抵抗値 0.0794Ω≒0.08Ω