自己温度補償型ゲージ(セルコンゲージ®)とは
被測定材に接着したひずみゲージは、外力によるひずみ以外に温度変化があると、被測定材とひずみゲージ抵抗素子の線膨張係数の違いおよびひずみゲージ抵抗素子の温度による抵抗値変化の影響でみかけひずみを生じます。セルコンゲージ®は、被測定材に適合するようにひずみゲージ抵抗素子材の抵抗温度係数を調整し温度によるみかけひずみを最小にしたひずみゲージです。
弊社のセルコンゲージ®は、適合する被測定材に接着した場合の自己温度補償範囲におけるみかけひずみが平均値として±1.8×10-6ひずみ/℃以内(代表値)となるよう調整されています。なお、KFGS型ゲージの自己温度補償特性は図7に示すように、使用頻度の高い20 ~ 40℃間は±1×10-6ひずみ/℃以内(※)となっています。セルコンゲージ®の原理は、計測メモの中の自己温度補償型ゲージ(セルコンゲージ®)の原理を、適合する被測定材はひずみゲージの型式名とその読み方を参照してください。
※代表値であり、詳細は製品に添付されている熱出力のデータを確認ください。
KFGSゲージの温度によるみかけひずみの特性例
