初期平衡(Rバランス)がとれない場合の対策
曲面への接着や半導体ゲージなど許容抵抗値範囲が広いひずみゲージを使用した場合、初期平衡がとれないことがあります。このときの対策として、並列抵抗法を示します。
加える並列抵抗の概算値(Rp)
Rp = R・Rg / | R-Rg |
Rg:ひずみゲージの抵抗値
R:ブリッジの公称抵抗値
ブリッジへの並列抵抗の挿入箇所はRg>Rのときは、ひずみゲージの辺の対辺に、Rg<Rのときは、隣辺になります。
R=120Ωの場合 RとRgの差(Ω)
Rからの抵抗値の差(±Ω) | 0.6 | 1.2 | 1.8 | 2.4 | 3.0 |
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Rp(kΩ) | 24.1 | 12.1 | 8.1 | 6.1 | 4.9 |
注)E24系列の抵抗を使用した場合の値
