計装用コンディショナ WGA-680Aシリーズをご使用中のお客様へ

2021年2月3日
株式会社共和電業

弊社製品において、ご使用の条件により、実負荷校正時に下記現象が発生する場合がありますが、測定値への影響はありませんので、あらかじめご注意をお願いいたします。

1. 対象製品

品名:計装用コンディショナ
型式:WGA-680A-00,-01,-02,-03,-04,-10,-11,-12,-13,-14
2020年10月1日以前にご購入いただいた製品
(電源投入時、表示器に表示されるファームウェアがVer.01.12以前の製品)

2. 現象

変換器へ負荷をかけた状態でのオリジナル値が負となる条件で実負荷校正を実施した場合、設定値の「定格出力値」と「表示値」の符号がともに反転して表示されます。
但し、測定値への影響はありません(デジタル表示・アナログ出力・制御出力・各種デジタル出力は正常に動作します)。

【例】定格容量:100kN 定格出力:2.000mV/Vの変換器を接続し、実負荷校正で、定格負荷100kN時に100.0表示に設定する場合

変換器の組付状態などにより、無負荷時のオリジナル値が-3.000mV/Vである場合、 定格負荷100kNを与えると、-3.000mV/V + 2.000mV/V = -1.000mV/Vとなり、変換器へ負荷をかけた状態でのオリジナル値が負となります。
この条件により実負荷校正で100.0表示に設定を実施後、設定値を読み出すと、
定格出力= -2.000mV/V、表示値= -100.0となり、設定値の符号が反転した状態で表示されます。

3. 処置

ご不明点がございましたら、最寄りの営業所にご連絡いただきますようお願い申し上げます。
最寄りの営業所は、本ホームページの「会社情報」>「販売ネットワーク」で確認することができます。

以上