無線計測で、産業分野の生産性向上に
デジタルテレメータ「MRS-100シリーズ」発売開始

2017年12月20日

MCF-A

株式会社共和電業(本社:東京都調布市、代表取締役:舘野 稔)は、デジタルテレメータ「MRS-100シリーズ」を、2017年11月より販売開始しました。
MRS-100シリーズは、デジタル変調で安定した通信が行える小型な無線ユニットで、ひずみゲージ式センサを手軽に無線化できます。自動車関連など実験研究分野での、高速現象にも対応し、ほぼリアルタイム(定遅延)で試験データの送信が可能です。生産ラインに組み込み、品質管理に用いる荷重や圧力などのセンサを無線化し、生産性の向上に役立ちます。

開発の背景

当社無線ユニット(MRT-400Aシリーズなど)は、移動する物体や配線できない場所での試験で、測定物の動きを阻害するケーブルの無線化に貢献し、様々なフィールドで活用いただいております。今回、操作性と使いやすさを向上させ、更に小型化した送受信機で、通信距離最大50m(見通し)の無線化を実現した「MRS-100シリーズ」を開発いたしました。

MRS-100シリーズの特長

1. 安定したひずみゲージ式センサ用無線

  • 通信距離最大50m(見通し)、周辺環境によりアンテナを延長などフレキシブルに対応可能
  • 安定した通信が行える2.4GHz帯デジタル変調方式
  • 最大16チャネルを組合せた測定システムの構築が可能
  • 日本、アメリカ、インドの電波認証取得

2. 送信機は電池を使用し最大連続34時間※駆動

  • 単四型の充電池 2本でも最大24時間駆動

※LR03EJ単四型電池2本使用


3. PC上で簡単に設定し試験までの時間を短縮

  • 初期設定以降はPC不要で簡単操作
  • 通信チェック機能・送信機電池残量モニタなど、安心機能搭載
  • 受信機のみで、通信周波数設定・レンジの設定・バランス実行・計測スタート開始など制御可能

4. 動的測定に最適

  • 高速現象にも追従し、ほぼリアルタイム(定遅延)で試験データを送信
  • サンプリング周波数4.8kHz(応答周波数DC~370Hz)