動ひずみ測定器・直流増幅器
動ひずみの測定では、変化の早い現象の計測を行うため、静ひずみ測定のように表示で読むことはできません。
動ひずみ測定器やシグナルコンディショナでひずみゲージブリッジの出力を増幅し、AD変換器とパソコン、データ集録処理器を使用してデジタル記録し、解析を行います。
動ひずみの測定は、忠実な応答性、安定性、SN比にすぐれている、外来ノイズの影響を受けにくいことが要求されます。弊社の動ひずみ測定器は、このような要求に対し、高性能IC、高密度回路、CST方式(容量自動追尾平衡方式)などを採用しています。
また計測の複雑化、多様化によって、計測器に多角的な機能を要求されるようになってきました。マルチシグナルコンディショナMCF-Bはこのようなご要求に応えたもので、ひずみゲージやひずみゲージ式変換器(ロードセル・圧力変換器・変位変換器・加速度変換器・トルク変換器)だけではなく、熱電対にも対応するユニットをカード化し、計測目的に合ったカードを専用のユニットベースに組み込むことにより様々な計測に対応できます。
ひずみ測定では、ひずみゲージブリッジに加える電源の方式が2種類あり、弊社では交流方式を動ひずみ測定器、直流方式をシグナルコンディショナと称しています。測定するひずみが小さい場合には動ひずみ測定器、ひずみが大きいひずみゲージ式センサと組み合わせる場合にはシグナルコンディショナが適しています。
直流方式のひずみ測定器では、定電圧方式と定電流方式があり、ケーブルを延長して測定する場合は定電流方式が適しています。
動ひずみ測定器

シグナルコンディショナ

マルチシグナルコンディショナ
